キッズヨガとは
キッズヨガとは、ヨガのプログラムを通して、子供の健やかな成長を促進させることを目的にアメリカで生み出された教育プログラムです。
ヨガによって自分の身体の動きや心の変化に意識を向けることで、単に運動によって身体を丈夫にするのではなく、集中力の持続や感情のコントロールなど、心の成長にも目を向けている点がキッズヨガの特徴です。
現代の日本では、キッズヨガは子供の新たな習い事として人気を集めています。「ヨガによる心身の成長」という理念は大きく変わりませんが、実際の活動は、インストラクターや教室によって様々に展開されています。
キッズヨガの効果~子供がヨガで得られる4つのメリット
ヨガの効果というと「柔軟性の向上」や「肩こり腰痛などの緩和」などがよく挙げられます。そのため、既に体が柔らかく、肩こりや腰痛などとはほとんど縁のない子供たちにはヨガは必要ないのでは?と考える方もいるでしょう。
しかし、キッズヨガには、普通に走りまわるだけでは得られない、身体的な能力を養うこともできますし、なにより他の習い事と同じように、心の成長にも作用します。
1.幼児期の身体に負担をかけず、効果的に運動機能を向上
文部科学省の幼児期運動指針ガイドブックでは、幼児期は生涯必要となる体の使い方を身に着けるための重要な期間であり、この時期には特定の動き(スポーツ)のみを行うのではなく、多用な動きをさせることで、体内の神経回路を隅々まで張り巡らせることが重要であると説いています(注1)。
キッズヨガでは、特定の身体の動きを鍛えるのではなく、様々なポーズをとることで、普段よく使う筋肉も、そうでない筋肉も、隅々まで働かせます。そのため、発育途上の子供の体に過度なストレスを掛けることなく、効果的な運動をさせる効果が期待できるでしょう。
2.柔軟性がアップし、しなやかな体を維持できる
子供は大人よりもずっと身体が柔らかい状態にありますから、柔軟性のアップはほぼ間違いなく期待できるでしょう。成長とともに柔軟性は失われていきますが、キッズヨガを継続していれば、しなやかな体を維持することができます。
柔軟性が高いというのは、ケガをしにくい身体づくりに繋がりますから、将来、どのスポーツを行うにしてもプラスに働きます。
バレエや体操などでも柔軟性の向上が図られますが、キッズヨガはそうしたしなやかな体作りのための新たな選択肢と言えます。
3.集中力・創造力が養われ、勉強にも好影響
ヨガは集中力を要する運動です。心静かにポーズを取ったり、静止したりすることで、集中力が養えます。集中力が持続する子は、他のスポーツでも当然好成績を残しやすくなりますし、お勉強のシーンでもその力が役に立ちます。制作などの場面でも自分の世界に入り込むことができますの、必然的に創造力を伸ばすことにも繋がります。
特に幼児の場合、「落ち着きがない」と周囲から評価されてしまう子がどこにでもいますよね。ママも悩みの種かと思いますが、キッズヨガは、そうした子供にほんの数分でも落ち着いて、集中する習慣を作ることに役立ちます。
4.精神的に安定する
ヨガは呼吸法を非常に大切にしていて、リラクゼーションとしての効果も期待できます。また、ヨガには勝ち負けがありません。子供の成長に「競争」は必要な要素ですが、あまり競争ばかりさせ過ぎるのは好ましくなく、子供の性格によっては自己否定に繋がりかねません。
現代は、大人だけでなく、子供もまた大きなストレスにさらされていることが少なくありません。感情がコントロールできずに、他者への攻撃性を抑えられない子、過度に自分を追い詰めてしまう子もいます。
集中してヨガを行っている間は、子供も悩みやストレスから解消され、精神的な落ち着きを取り戻すことができます。こうして自分の心を落ち着かせる術を学び、習慣にすることで、情緒面での安定も期待できます。
もうすぐで4月。お子様の新しい習い事として、ヨガを選択肢の一つとして入れるのはいかがでしょうか(*^-^*)♪
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